24会館へ行ってみよう!(後編)

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【前編のあらすじ】
インギ皇子とおひげさんに魅惑のプレイスポット24会館へと向かわされたlongとあまり。
紆余曲折ありながら ついに意を決し24会館へ突入する二人。
「どんな敵にも立ち向かう勇気が勇者の武器(by ダイの大冒険)」であるならば、我々二人はメラもホイミも使えないけれど勇者であったと思います。

【内容】
階段を上り分厚い自動ドアを通ると、そこは靴置き場でした。
雰囲気は予想通り「華やかさ」や「おしゃれさ」からは縁遠い、街の銭湯の様な雰囲気です。
ただ銭湯とは明らかに一線を画す部分は、男の人がくんずほぐれつしているポスター(絵)があったり、ショーケースにレスラーのフィギュアとか、男の写真集とかがある事であるところ。
しかもその一つ一つがやたらと高い。


ドキドキしながら靴をロッカーに入れ、奥にあるフロントへ向かう。


確かに坊主のプロレスラーみたいなのがいる!

ごつい・・・・(´ロ`;)

確かにや○○さんにもみえる。
そして何気にスマイリーだ。
あと店員さん・・・あ、あんたもアレなのか?
想像を巡らすといろんな意味で怖い。


ビビリながらその店員さんに「二人」と合図すると、


「後ろの機械で券を買ってくださいね^^」と促される。
やっぱり口調がやさしい。
なんか余計いろんな意味で怖い。


券売機を見ると・・
ふむふむ、どうやら全てのサービスは券を買わなければならないようです。
入場料とかマッサージとかあります。
その他もいろいろ。

・・・宿泊(個室)やたらと高い(\12,000)

・・・宿泊(大部屋)?大部屋ってなによ?

・・・六尺??フンドシ??

・・・バラ族!???


ストレートにきたなぁ・・・・(´д`;)
おひげさんも言っていたけど、ホモの人たちが性への表現がストレートで面白いです。
日常生活では自分を抑圧しているからでしょうか?


オプションサービスは全部高いので、とりあえず入場料2,600円×2だけを購入し、フロントに提示しました。
そうすると靴箱のカギを要求され、番号とカギがついたリストバンドと交換されました。それとタオルや浴衣が入ったかばんを受け取りました。
どうやらこれがチェックインで、フロントでチェックアウトしないと出られないようです。
名前も聞かれ、意外に管理をしっかりしています。
やっぱり問題が起こりやすいのかなぁ?


そうしていると個室から正岡子規のような感じのおじさんが、部屋のドアから超スマイリーな顔で出てきました(*^_^*)


↑正岡子規

シャワーを浴びた直後のようで、一仕事終えたオーラが漂っています
なにか、ついに本番(何の!?)って感じがしてドキドキし始めます。


ところで個人的な事なのですが、私longは意外と強心臓で本番には強いタイプです。
本当に大事な瞬間にはすごい冷静でいたりします。
このときも、結構ドキドキしながら意外と冷静で色々見ていました。
しかし冷静ではいるものの、いつも楽観的で危機感が薄いのでかなり危険です。
実はアメリカに行ったとき見知らぬ男の人の家に連れて行かれ、エロビデオを見せられそうになったこともあります(丁重にお断りしましたが)。
今思えば恐らくその人もゲイだったような気がします。
そんな危機感薄い私は、お腹が減っていたのであまりさんに「とりあえずご飯でも食べますか?」とたずねました。


そうすると
((( ̄д ̄≡ ̄д ̄)))))ブルブルブルブルブルブル
そんな悠長なこと言ってないで、さっさとお風呂に入って帰る!文句無いね!」とすごい勢いで言われる。


目線も定まらず、うつむき加減のあまりさん。
後で聞いたら相当いっぱいいっぱいだったようです
まぁ確かに、雰囲気は若干シリアス路線です。
メラが使えてもあまり役に立たなそうな雰囲気です。


2階の奥に更衣室があります。
リストバンドに書いてあるロッカーに行くと、即服を脱ぐ二人。
他のお客さんは多くはないものの、ちらほら居います。
みんな(やはり?)結構いい体です。
お客さんの層としては30代以降の人が多かったです。
強面の人も居ましたが普通の人の方が多く、いかにも「課長!」などと呼びたくなるような人もいました(この感じ分かってもらえるかなぁ・・・)
あなたの上司も、もしかするとひょっとすると・・・・?なんて考えたりしちゃいます。


それにしても誰一人喋っていません。音楽もかかっていません。
なのでものすごい静かです。静かなのがよけいにドキドキ感をナイスに(?)演出しています。
後で聞いた話だと、彼らは喋りではなくボディータッチで「お誘い」はするのが礼儀で、だから喋らないんだとか。
手を握り返すとOKのサインなんだそうです(もちろん断ることも可)


そんなことを観察しながら、服脱ぎ完了!
バスタオルも巻いて後は風呂へゴー!
ここで普通の銭湯であるならば、2階に脱衣所があれば2階から浴室へ入れるもの。
しかし、なぜか浴室は3階にあります。
故に歩いている人は皆バスタオル姿か浴衣姿なのです。
そして階段が妙に間が狭く、人とすれ違うときは肌と肌が触れ合います。

この感じ・・・何かしらの意図を感じずにはいられません


3階の浴室へ行くと、体を拭いたり今から入ろうとしている人が何人かいます。やはり皆なぜかいい体しています。
どうしてゲイの人ってマッチョがおおいんだろう?
いかにもそれっぽい雰囲気・・・・
脱衣所でこんなにドキドキしたのは初めてです。
ちなみに脱衣所は8畳ほどしかなく、小さな靴箱のような荷物入れしかありません。そこでの更衣は不可能になっています。


そしていよいよ浴室へ突入!
10人くらいの人たちがいます。
そこでも誰一人として喋っていません。浴槽からは入り口とシャワーが両方見えるようになっていて、浴槽に居る人は全員入り口方向に向いて使っています
みんな直視はしませんが、入ってくる我々を皆がチェックしている視線を感じます


入る前のイメージとしては、もっと歓談をしていてそれで仲良くなって気に入った人がいればベッドへ・・・というのを想像していました。
でもあそこにいた人からはもっとストレートな意思を感じます。


(ピー)したい!!(そういう場所なので当然ですが)


同じ男なのでわかります。
全員、目が「獲物を狩る目」です。ギラギラギラギラしています。
「ホモの人は全員女っぽい」と思っていましたが、あの目つきは「男が女を狙う目」です。ホモの人は「性の対象」が「男」なだけで、実は「男」なんではないか?と思いました。
そういう状況だったので色々話が出来る機会があれば、話してみようと思っていたのですがまったく声をかけられませんでした。
たぶん「声をかける」=「あなたのことを気に入っている」となってしまうからです。
そのことを残念に思い、お風呂につかりながら「この雰囲気じゃ声かけられませんねぇ〜(´д`)」ってあまりさんに言うと、後で


話かけるつもりって何考えてんのよ!」と驚かれました。


いや・・・やっぱりレポートだしねぇ、どんな人なのかって興味あるしねぇ・・・(ーдー;)
危機感無さすぎでしょうか?やっぱり?



とりあえず我々は浴槽からの視線を背中に感じながらひたすら体を洗い(ひたすら無言)、カップルを装いつつ湯船に向かい合って入りました(やっぱり無言)。同じ浴槽に入っている人から視線を感じます。


そして5分くらいつかっていると、「このボタン押していいかなぁ?」と声をかけてきた方がいました。
このボタンとは泡がぶくぶく出るようになるボタンで、私は笑顔で「はい。いいですよ^^」と受け答え。
その人はボタンを押して私の左横に入ってきました。
間隔を空けようと思ったら開けられます。

近いです。はい。



・・・え〜〜っと?う〜〜んと?
・・・3人でも良いってことでしょうか!?(@д@;)
・・・それとも自意識過剰!?


「あーなるほどねぇ、そういうのもありなのかなぁ?さてこれからどうなるかなぁ?」とドキドキしていると、危険を感じたあまりさんが、湯船から脱出。
やはりあれは危なかったんでしょうか?


そして「やっぱりサウナは必須でしょう」ということでサウナへ。
たまたまサウナは誰もおらず、我々は入り口付近で隣り合って座りやはりカップルを装います。


こうやって座っていると、サウナを覗きに来た人は帰って行きます。
やはり基本は1対1のようですね。意外と皆さんアタックは慎重のようです。
しかしそれでもやってくる人はいて、その人はすごく細長いところなのに僕と一人分空けたところくらいに座りました。

近いです。
はい。
そしてやっぱり視線をチラチラ感じます。


それに(再び)危険を感じたあまりさんが、立ち上がりサウナを出ました。
そのまま冷水につかり、さっさと浴室から脱出。
そして脱衣所!


と、思ったら。



バスタオルが一つない!!



私のが取られたようです(´ロ`;)マジスカ


仕方がないので、あまりさんと同じバスタオルで体を拭きました。
この感じ、もうカップルの雰囲気満点です(爆)


カップルを装っていたら、いつのまにか本物のカップルになった感じがした瞬間でした(笑


出来るだけ早く出たい思いにかられ、足早に2回のロッカーのところへ戻ります。
しかし着替えていると、2階に下りるときにすれ違った浴衣姿のおじさんが僕の後ろを通りました。別段帰る様子も着替える様子もありません。

チラ、チラと僕をみて、行ったり来たりしています。


断言します。



あれは間違いなく狙われてました!



その人だけでなく3〜4人の人はそういう目を僕にしました。
こんなところで「人生に一度はある」というモテ期到来ですか!?
できれば女性にお願いしたい!!!!(切実)

まぁそのおじさんは僕らが2人連れとわかると、どこかへ行きましたが。


着替えを済ませちょっと二人とも落ち着き、フロント近くのポスターや自動販売機などを確認したりしました。カップラーメンでも250円とやっぱりモノが高いです。
そしてようやくチェックアウト。今度は40代くらいのおじさんで、やっぱり対応はいい感じ。
でもやっぱり・・・あなたもそうなんですか?そうなんですよね?
人ってわかりませんなぁ〜(´д`)


そんなこんなでようやく戦場から脱出!
売○待ちの男が等間隔で立っている公園を抜け、インギ皇子に報告の電話を入れ二人で一服。

いやいやいやいやいやいや・・・・・・

時間は3〜40分くらいしかいなかったのに、異常に疲れました!
常に意識を張り巡らしている状態でドキドキしっぱなしでした。

そんな感じで、なかなか日常生活では出来ない社会見学は終わり、都内某所のスタジオへ2人は帰りました。
でも24会館の夜は始まったばかりです。


【まとめ】

・・・・え?
ちょっと待てよ!カマ掘られてないじゃないか?
行為の現場も見てないのか?って?


はい。我々ヘタレですよ!あぁ、俺らは似非勇者さ!
何とでも言いやがれ!!コノヤロゥ!(ノд;)

確かに、大部屋とかに突っ込んでいたら面白いことがあったかも知れませんよ!!(私は全く面白くないけど)本番も見れたかもしれませんよ!!!
むしろしたかもしれませんよ!!
でも、そこまで出来る余裕が無くなるくらいあれはマジです!!文句言うなら行ってみてから言ってください。写真とか撮れる雰囲気とかも全くありません。
一人で行っていたとしたら、本当に・・・本当に・・・・
なんか男に狙われる女の人の気持ちが痛いほど良く分かりましたよ・・・・・
女の子に今まで以上に優しくなれそうです(笑)


個人的にはゲイの人たちと話は聞いてみたいなぁと思っていたので(体は許しませんが)、話ができない雰囲気だったのは残念です。
今度ゲイが集うバーとかで話を聞いてみるのは面白いかもしれません。
でも今思えば、ちょっと自意識過剰の超ガードが固い子みたいになってたかもしれないなぁと反省。
もう少し誰かと接する事ができたら面白かったなぁと思います。でもあの現場は本当に会話がしにくい雰囲気だったので、あれ以上踏み込んでいけませんでした。


ちなみにその後の話なのですが、スタジオに帰った私は「のりのんの様子見てきて(by インギ皇子)」と、のりのんが一日従業員として売られたオカマさんがいるカラオケスナック(?)に派遣されました(泣)
2丁目から帰ってきたのに、即3丁目行ってこい!って・・・やっぱりあの人は鬼です。(まぁそこはすごく楽しかったですが)。

そこでお店の人とかお客のオカマさんとかとも話し、ゲイとかバイについてすごく考えさせられました。そんなすごく深い深い深い夜になりました。
なかなかできない経験はできたなぁと思います。
でも24会館はもう行きません!(のんけが行くと迷惑にもなるしね)


ちなみにオカマさんに聞いたところによると、24会館の新宿店は「若専」の人が集まるらしく、私のようなタイプは最もモテるようです。
どうりでみんな僕に注目だった訳です。企画としては美味しいですが、ほんとうにあまりさんが居てくれて良かったです・・・。
同じバスタオルをシェアしたあまりさんとは、もう戦友を飛び越して兄弟です(爆)


あと24会館上野店には強面のや○○さんが結構来て、ガチムチ系(骨太で肉付きの良い体格)の人がモテるようです。上野店には筋トレマニアのインギ皇子に単独潜入してもらおうと思います。多分私よりすごいレポートをしてくれることでしょう。
みんなも期待しちゃうよね〜?ね〜?
皇子ならやってくれるよね〜?(笑

また24会館浅草店には桶専(=爺専)、女装っ子(女装が好きな男)専が集うようです。と言うことでこっちはのりのんを派遣してもらいたいですね。


男性のみなさん!日常に飽きてドキドキ感やモテモテ感を得たいと思ったら、ぜひ24会館に足を踏み入れてみてください!
ちょっとした勇気と、帰ってこない覚悟があれば新たな世界が広がるかも知れません。
何が起こっても責任は取れませんが(笑



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