折り紙会館へ行って来た。(後編)

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という訳で後半です。前半はこちら。







前半でもちょろんと書かせていただきましたが、おりがみ会館には和紙の手染め工房がございます。
そもそも最初が染紙工場だったんだから会館が後じゃないのかなぁという気もいたしますが、どちらにしても楽しみです。
お昼休み以外は見学自由です。いざ中へ。







工房の中では、職人さん2人が染紙をしておりました。
予想したよりも小さな工房ながらも、所狭しと色紙がずらり。
都心のビルの一角に、不思議な光景が広がっています。







私が訪れた時は、写真のようなマーブル模様の彩色をしておりました。
てっきり色水の中を紙梳きの要領でくぐらせて色付けをしているのかと思いきや、
こういった、ある意味で小学校の図画工作で行うような手法を、その道のプロも使用しているという事に感銘を受けました。
本当に素晴らしいものは単純明快なものというのって、こういうことだと思います。







このマーブル模様、実際にどうやってつくられているのかを見させていただきました。
まずは赤い色紙を用意し、黒と金の絵の具を飛ばします。
ランダム性のある動きにより、2つとない独自の模様が生まれます。




  


次にもう1枚の紙を用意して、重ね合わせます。
上から丹念に押さえつける事により、上の紙にも色付けをします。







後は剥がしてかわかします。
もちろんこの前にも後にも様々な作業が行われて、先程売り場にあったような紙になるのです。
ああでも先程染めていたような紙は売り場にあったかなぁ。何に使われるのか気になります。







ちなみに、貼って剥がして色付けをしたので、丁度シンメトリー(左右対称)になってます。
真ん中の辺りが、ウサギのようにもドラゴンのようにも見えて、さながらロールシャッハ気分。
このペアを同時に見られるのも、工房見学ならではの特権ですね。







最後に展示室へ行ってきました。
部屋一面に折り紙作品が展示してあったのですが、何より目に付いたのは中央の特大ジオラマ。
当然、全て紙でつくられております。







手前の草原および林にはカンガルーや虫が、







奥の岩山にはヤギ等が展示してあります。高山地帯という点を考慮するとリャマかもしれません。
そびえる山やうねる川も全て紙で作られていて、むしろこっちにドキドキ。
質素ながらも有意義な時間を過ごすことができました。おしまい。




【まとめ】

究極的に地味ながらも、うっかりハマっちゃったりすると大変な「折り紙」。
私も折り紙を渡されると、ついつい折り鶴製造機になってしまうようなタイプなのです。
そんな折り紙の素朴さを前面に表したような折り紙会館、皆さんも一度行ってみては如何でしょうか。

<お茶の水 おりがみ会館>
※ 場所の詳細、定休日等は、おりがみ会館さまのサイトでご確認下さい。

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