殺陣をやってみよう(本番編)

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【詳細】
10/29(日) 本番
この日は当然朝早くから活動。
群馬県藤岡にある道の駅ららん藤岡へ車で向かった。
のりのん、ミルド供に乗り物酔いが酷いため車での移動は地獄であった…。

早速現地に到着し、舞台を見る


ロックバンドが演奏する準備をしていたがここがまず最初の戦いの舞台。


何はともあれ腹が減っては戦は出来ないので腹ごしらえをする。

すぐ近くにおいしそうなお店を発見したのでここで食べることにした。


親父のヒレカツ丼。


車酔いしてたせいか見た目より多かった気がしました。
が旨かったので完食。

その後から来た組と合流。
そして鎧は別の場所にあるためそこまで車でまで移動。

お腹いっぱいでもどしそうだが我慢…。

そして現地到着。
車から降りてふと



ん?

拡大



ふむふむ、祭りだ!!!



「街中に”鎧武者”出現!!」
「PM6:00 絵巻の会 チャンバラ活劇」

この2行を見て少し実感が沸く。
13時からと15時からの2回ららん藤岡で殺陣をして6時からのこれを宣伝しないといけないのか。


建物の中へ入る。
すると、鎧が左右の壁に並べられていた。





写真は終わった後のものなので荒れてますが最初は綺麗に飾られて床にも足と腕の部分が綺麗に陳列されてました。

時間がないので鎧へ生着替え。
残念ながら、バタバタしていたため鎧の着方の解説はありません。

判りにくいですが文章で説明すると
@作務衣を着る。(持参)
A足袋を履く(持参)
B左右の膝より下の足の部分の鎧を付ける
C両腕をつける
(手の甲と手首と腕の部分を巻き上腕の肩から出てる紐を逆側の腕のわきの下に穴があるのでそこに通して結ぶ)
D腰から膝にかけての鎧(相撲で言うまわしみたいな感じ)を付ける
E銅の鎧を付ける
F鎧の上から付ける太い縄(?)見たいなのを腰に巻く
G刀を差す腰紐を腰に巻く
H刀を差す
(I肩の部分の鎧をつける)
(J顔の部分を全部隠す鎧を付ける)
(K兜をかぶる)

です。
JKに関しては誰が誰か判らなくなるのと重いので省略
Iに関してはJを付けないため
例えば右手で刀を振り回した時に右肩も一緒に動くため
1テンポ遅れて肩の鎧の角の部分が顔に当たって危ないため本番では省略。


鎧は早いもの勝ちのため柄とか色が良いのはサッサとなくなります。

そして軽いプラスティックの鎧を選び途中まで付けてると
地獄の番犬さんに呼ばれ鉄の鎧に変更させられる…。
はっきり言って重い…。

腕の部分の紐の結び方が通す場所がなかったため
強引に止めてますが
肩の部分も付けてこんな感じ。





(のりのん ららん藤岡にて)



(忍者刀をもつミルド ららん藤岡にて)



そしてこの後、予想外の出来事が起きた。

地元のフル装備の鎧武者の人に連れられて全員
近くのショッピングセンターまでこのまま歩いき

2列で隊列を組んで店内を練り歩いた。

そりゃまあくまなく練り歩きましたよ。
食料品売り場はもちろん
エスカレータにのり衣料品売り場も。

女子高生に笑われ、子供に泣かれて逃げられたり…
これ営業妨害じゃね?
と思いながら何故か2周した…。

鎧武者が集団で買い物カゴぶら下げてエスカレータに載ってたり、
さんまと大根買ってた日にはそりゃ事件ですよ!
軽いテロです。

そのあと、公共のバスに乗ってららん藤岡まで戻ろうと集団で待ってたらしたら

運転手に軽く無視される…。

いや、多分待ってたバス停が少しズレてただけだろう…。

とまあ、アクシデントがありながらも、何とか舞台に戻ってきました。
少し離れた所で通しで稽古していると人が寄って来る寄って来る。

そして地獄の番犬さんよりららん藤岡でのするシーン4のあとに
高崎大学の人たちだけのシーンに入って地獄の番犬さんに吹っ飛ばされるシーンと
高崎大学の人に混じって掛け声だけをあげるように命じられる。

ここの人みんな作務衣が白っぽいから一人暗い色の作務衣だとなんか目立ってしまいます。

しかし、職人としてはきれいに吹っ飛ばされて転んでみましょう。


そしていざ、ららん藤岡にて13時からの本番。
本番の内容は「おひげおるぐ」の「殺陣部」の方にビデオがあったと思うのでそちらの方をご覧ください。
シーン1で後ろの脇で自分と対戦する人と久々の絡みでいまいち曖昧な取り組みのまま
本番に行ったが何とかうまくいったので結果オーライ。

そして最後の方で
地獄の番犬さんが高崎大学の集団を蹴散らした後に
場外から自分が立ち向かって行き吹き飛ばされるシーン。
とりあえず攻撃が来た方向に軽く回って飛ぶ。
吹っ飛んで転んではいるが鉄の鎧のおかげで銅から転べば全く痛くない。
そのまま舞台の外(と想定していた場所)にはける。
本人は綺麗に転んだつもりだが多分膝から落ちて転んでいるだろう…。

そしてその後に偉い人が助けに来て、地獄の番犬さんが去った後に高崎大学の人と雄たけびを上げるシーン。

しかし、

うっかり舞台に戻るの忘れてた…。


そのため
「えい、えい、おー!」
の掛け声が物凄く小さかった…。


そしてインターバル。
なんか10月も終わろうとしているのに日差しが強くて
日向に居ると黒い鉄の鎧は物凄く熱を持ち、目玉焼きが焼けそうなくらい暑くなるため日陰へ退散。
特に演技中がきつかったっす。

とりあえず、演技が終わって一息ついた後に後に肩の部分をつけて撮影。




その後、何故かミルド君と一騎打ち!




そしてみんな少し離れた裏へ行き、鎧と銅廻しを外す。

そんなモン付けてたら暑くて死ぬ!!!

そして休憩を取った後また、次の部の打ち合わせと練習をする。

ららん藤岡で2回目の演技。
一番最初の9人で6対3に分かれて殺陣をするシーン1。
舞台INして走っていきそして何手か組み合った後で対峙する相手が変わるところで
事件は起きた。


相手がいねぇ!!!!!!!!
俺だけ一人。浮いてるぢゃねーか!!!!

ふと遠くを見ると

自分の前に居ないといけない人が
舞台の外で体育座りをして演技を眺めていた…。


えぇ〜!!!マヂかよ!!!!!

仕方ないので別の敵の人の方を向いて刀を構え
ジリジリとすり足で移動しながら切りかかって行くタイミングを計ってる人のフリをした。

自分ではうまくいったと思い、しかも人数がいたためバレていないとは思うが
明らかに挙動不審で不自然だったはず…。

その後その人と絡むシーンの在った人がキれていたのは言うまでもないと思う。

そして、その後また地獄の番犬さんに立ち向かって吹っ飛ばされるシーン。
さっきより勢いよく回りながら転んでみました。
鎧が重いため慣性の法則により勢いよく回る。
そのまま、止まらないため何回転かしてました。

そしてさっき入り忘れた高崎大学の人と一緒に掛け声を上げるシーンに入る。
自分以外下に白い作務衣を着ていてみんな正義の味方に見えるが
暗い色の作務衣をこの中で一人着ていた自分は悪っぽくやはり浮いていた。

そして何とか無事終了。

このあと、場所を移動していよいよ本番の「まちぶた」へ。
ここでは披露しなかった殺陣を含めて全部の演技をするため演技時間は少し長めなのかな。
後から聞いた話によると20〜30分近くあったらしくビックリしました。

そして、すっかり日も暮れた夜。
前の出し物が長引いててかなり押してるようでした。

その間に近くの駐車場へ。行って殺陣の関係者ほぼ全員で通しの打ち合わせと稽古を行った。
全く練習をしないで本番だけって人も居るのでグダグダだったり

とりあえず真っ暗な駐車場で一通り稽古をしたが、
最初に想定していたよりも舞台として使える場所が狭かった。
狭いと予想してた予想の2/3もない広さ…。
横幅が狭いため隣りとぶつかります。
そして舞台から外へはける場所がない。

そんな条件ながらもいざ本番!

ぶっ通し、ノンストップ泣いても笑ってもこれで最後。
観客も結構居て子供とか多かったな。

そして、やっちまった…。
シーン2と呼ばれる最後、1人に対して4人で囲んで囲んだ方は遣られて舞台外にはけて
また、キーマンの最後の1人がやられたら全員で舞台に戻ってくるシーン。

戻るのを忘れてて一人だけかなり遅れて戻ってます。
はっきり言って目立って居ただろう…。

そして、そのあと
地獄の番犬さんを数人がかりで囲んでのりのん以外みんなやられるところで
その隊形に持っていく直前自分が動くのを忘れてて

隣りの人に押されて移動しました。
これは気づかなかったら、かなりやばかった。

たしか、地獄の番犬さんに吹き飛ばされるシーンが3箇所くらいあるのだが
このひと、普段眼鏡かけてて、殺陣をする時は外してて全く回りが見えず、
しかも演技にアツくなると更に周りが見えなくなる人なんです。


問題はそこ。

演技にアツくなりすぎて吹き飛ばされた後に本気で鎧を踏みつけに来たり、顔を踏みつけにきやがった…。
鉄の鎧じゃなければ死んでました(笑)。
皆さん装備は防御力の高い良いモノを付けておきましょう。

そして見てた人によると本気で殴ってるように見えてたらしい。
自分としては吹き飛ぶ演技が1テンポ遅れて軽く当たった感じだったため対した事無かった。
我ながらすれすれで旨くよけて転んだもんだな。

しかし、いつか借りは返す!!!


そうもしながら、また地獄の番犬さんに飛び込んで吹き飛ばされるシーン。
地獄の番犬さんが手を間違えてウッカリ固まるのりのん。
どうみても自分が間違ったようにみえる。
どうして、臨機応変に吹き飛ばなかったんだろうと後悔が残る。


そしていよいよ最後に番犬さんに刀を突き刺して止めを刺す。


そして無事に殺陣は終わった。



のだが…。

自分の鎧を見ると番犬さんの足跡がベッコリ3箇所!
凹んでました。

焦って元に戻そうとする番犬さん。

ん十万〜の備品だよねこれ…。

(殺陣については「おひげおるぐ」の「殺陣部」に映像があります)



【まとめ】
1日鉄の鎧を着て行動していたせいか次の日筋肉痛が酷かったです。

そういや、どういうわけか全く緊張もせずに本番に挑めました。
周りの雰囲気とかが良かったせいなのかもしれません。


自分とミルド君と一部のOBの方は社会人
そして、残りのOBの方はフリータだったりとか…。
そして現役大学生の方
いろいろな人が居て生活時間帯も違ったりして
殺陣の稽古をするのも一苦労でしたが
結局は本人のヤル気次第でどうとでもなるんだなぁ思いました。

今回は本番までの準備期間がとっても長かったので
毎週時間を作るのが大変でした。

関係者の皆さん、お疲れ様でした。

そして、本当にありがとうございました。



【今回の挑戦で失ったもの】
・P902ISの電池カバー


【今回の挑戦で得たもの】
・武士の魂
・鎧武者の着付け
・即興でミルド君と簡単な手の殺陣ができる。
・地獄の番犬への殺意


・本当にお疲れ様でした撮影に夢中で気がつかなかったのだけど
 実際に本番中には顔面を殴られていたり
 本気で蹴飛ばされていたりとなかなか派手な受けが多かったね。

 ただ、練習中に突きをやった時に何度も番犬さんを殺そうとした事は忘れてはいけない!

 次は俺も参戦するから全員ぶった切ってやる!!

 インギ皇子

 お疲れ様でした。

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