チロルチョコ1000個で家を作ってみよう!(その3)

【INDEX】 【実験】 【投稿実験】 【掲示板】 【ブログ】 【お問い合わせ】 【実験の投稿募集】

【詳細】
地道な作業を延々と繰り返して
やっと完成した家の壁

この家の壁間違いなく外張り断熱は付いておりません。

外張り断熱をしても家の中は100%やられます(笑

さて、次のパーツを作り始めることにする

次は、家の壁に対して、屋根を三角にするために
斜めにカッティングした二等辺三角形の部分を作らなければならない。



底辺が壁の1面10x10なので、
そこから左右1個づつ引いて段差を作っていく



8,6,4,2の段差を作り
そこに斜めにカッティングしたチョコを結合する。



この斜めにカッティングしていく作業も凄く大変で

チロルチョコの構造を説明しなければならないのだけど
今回使用しているチロルチョコは2種類

1種類はミルク
もう一種類はイチゴ大福

ミルクは、ミルクチョコレートをチョコレートでコーティングしています。
これをカットしようと思うと、中のホワイトチョコレートと、チョコレートの融点の差で
力をかけすぎると

割れます…

そして、チロルチョコの製造が影響しているのでしょうが
チロルチョコの上の面を下にして、そこにホワイトチョコレートを入れ
さらに上からチョコレートを被せているだけなので

裏面のチョコレートのコーティングが薄い
そのため、剥離しやすいという問題が発生します。

チョコレートについては詳しくないですが、
ホワイトチョコレートはカカオマスが入っていない分融点が高いのではないだろうか?

なかなかチョコレートのカッティングがうまくいかない。

熱湯にナイフを突っ込んで、何度も温めながら切ることによって
綺麗な三角のチョコレートを作ることができた。

イチゴ大福はチョコレートほど繊細ではないが
中の餅が厄介で、力を入れるとやっぱりだめになってしまうし
力を入れないと餅が切れない…

四苦八苦でした。

これを段差の間に埋めていくことで綺麗な二等辺三角形の板が完成する。

壁の前面、背面にこれを結合することによって壁の完成となった。

それと平行して、屋根の部分を作成する。
屋根の部分の大きさは

二等辺三角形なので、1:1:ルート2で計算できる大きさになる。



ぴったしの形では家にならないのではみ出る部分を計算して
12x9で108個のチロルで2面を作成する。

これは壁の板を作成するのと同じ要領で作ることができる

ここまでくると皆、チロルチョコアート職人じゃないのか?
と思えるほどに作業も手馴れてきている。

ここまでで、一応全てのパーツ完成

ここからは各壁の接着を行っていく

実はココから先は、インギ皇子はあまり計算していない部分で
天才電波さんも投げちゃっている部分です。

なぜかというと、1枚づつの4辺は凸凹状態になっているので
これを結合しようと思うと、方法は2つあって

1つ目は角を全て削り落として接着する方法

もしもこの方法を使うのであれば最初から角を落とさなければならなかったのと
逆に接着してから落とした場合には表裏の段差が命取りになるということであった

もうひとつの方法は、接着用のチョコレートを作って
それを使用して接合する方法だった。

今回の場合は後者の方法のほうが楽だったので後者の方法を使うことにした。

ココで三角に切ったときに壊れたチョコレートが役にたった。
壊れたチロルを少し硬めに湯銭で溶かす。



それを凸凹が無くなるように平らにする。

そして、それを一遍の壁に貼り付ける。



これだけでは強度が全然足りないので
先ほど作ったような三角に切ったチロルチョコを接着して強度を補強する。



同じ要領で、残りの面を接着していく













3面目を貼り付けて、4面目の正面を取り付けようとしたときに問題が起こる
結合する角度が少しずれていたために、末広がりになってしまっている…



それを正面にあわせるためには、角度の調整が必要になるのだけど
これが片側4mm程度のずれ



しかしこれを綺麗にあわせないことには家の正面から壁がはみ出てしまうという
欠陥住宅が完成してしまうことになってしまう…

これが本当の家なら訴えられる!!

それはまずいので正面の位置にあわせて補正を行うと…

ピキッ…

あ…何か変な音がした…
後ろの左側の壁が少し剥離してしまった!!!

これは不味いと、壁の補強にチョコを塗って強度の補強を行って難を脱出したのであった。



これで家の側面は全て完成した。



次は屋根の部分

チロルチョコの重さが1個10gだとしても屋根の重さだけでも
2160gあることになるので、ココの接着が弱かったりすると雪崩のように
屋根からチロルがこぼれ落ちてしまうことになる…



壁の接合に使った方法で念入りに補強を行う。

そして、屋根の取り付けに掛かる。

やじまそ君と2人で持ち上げて息を合わせて屋根を乗せる。

 

か、完成!!!





凄い!想像よりも凄いイメージに近いものが出来上がる。
自分たちが作ったものだったのだけどちょっと感動してしまった。

これに蛇足ではあるけども、煙突なんかをつけてちょっとメルヘンにしてみたりする。





いやー、すばらしい出来ですよ!



床に残ったチロルを敷き詰めて、完成!



構想1ヶ月の大作に皆が満足したのであった。

【まとめ】
で、ココまでは感動のストーリーなのですが
このレポートを書いている時点ではまだこの家は家にあります…

メンバーの目の前でぶっ壊してやろうと思ったのですが
流石にこれだけの完成度の高さになってしまうとそれすら悔やまれる感じに…

当初の予定では参加者に分けて終了!
のつもりだったんですけどね。

家にあるものは仕方ないのですが、

暖房をつけると熱で溶けて壊れるのではないかという恐怖から家で暖房がつけられません

それはまだ良いのですが
部屋中がチロルチョコのにおいで充満して眠れません…

部屋にいるだけで胸焼けがします。

早めに何とかしないと、賞味期限とかアリさんの問題やゴキブリさんの問題もあるので
何とかしなければならないのですが

まだ、今時点では如何するか決めかねています…

幼稚園に寄贈するか、全部溶かしてチョコレートフォンデュにするか
どちからにはなると思いますが、最終結論が出たときにはここに追記すると思います

決して多摩川に白線流しするような真似はしません!(笑













おまけ動画


【INDEX】 【実験】 【投稿実験】 【掲示板】 【ブログ】 【お問い合わせ】 【実験の投稿募集】

Copyright 2000- インギ皇子とどこまでいっしょ? All Rights Reserved.

inserted by FC2 system