アオイソメを食べてみよう!(後編)

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【詳細】
アオイソメの体液炒めとなってしまったこの料理…

見た目も緑色の体液が
ベチャー…っとなっている

見ただけで嗚咽が鳴り止まなくなるほどのものである。

そして見た目だけではなく何とも言えない臭いが部屋に立ち込めている。
美味しい料理は『鼻腔をくすぐられる』と言うが全くそんな気配は無い…

ただ、アオイソメの肢体がフライパンの上にある
いやアオイソメには肢があるとは思えないので体・・・肉・・・・・・・・

こりゃ、どう見たって虫だよ虫!!



半生状態で食べさせようとする天さんを睨み付けながら
よく炒めたアオイソメを箸にとってみる。

生臭く青臭いに臭いのする物を炒めたような臭いがする。
磯の食品を炒めたものに近い臭いだろうか

残ったメンバーで一斉に口の中に入れてみる。

何ともいえない生臭い臭いはあるのだけど何処かで食べたような味である。
ただ、味を表現する以前に食材の見た目の悪さに再び嗚咽が…

食べたくない!という気持ちが物凄く前に出てしまう。

愛読書の言葉をそのまま借りるのであれば

『アワビやサザエのキモのような味』

確かにこの表現は間違いないだろう。
少しほろ苦くて磯の香りのする食べ物でと言われれば間違いなくアワビ・サザエのキモである。

アワビもサザエも大好きだけど
これはどう見てもアオイソメでしかない…

アオイソメだと知らないで完全に目隠しをされた状態で
食べたら間違えるかもしれないが目の前にあるのはアオイソメ…

苦痛…苦痛でしかない…

歯で噛み切って変な汁が飛び散ったりすると嫌なので
一口で言って軽く味を確かめて飲み込んだメンバーが大半の中

はづきさんだけが、半分噛み口の中からペローンとなった
アオイソメが噛み切れずにいつまでもぶら下がった状態になっている

言葉にならない言葉を叫び続けるはづきさん

『んっ!んっ!!んん!!!!』

気合だけでは噛み切れないようだ
即効で飲み込んでしまえばいいのに…

さて、そんなはづきさんの苦悶の表情も見たので次の料理へ

2品目はアオイソメのスープ
アオイソメをふんだんにスープに入れた体液たっぷりのスープ
味付けは塩・生姜・葱・七味で味付け



これも天さんがサクサクと作ってくれたのだけど作った本人が味見をする。
やはり素焼き同様に悶絶してメンバーへの恐怖心を煽る…

その他のメンバーも味見をしてみる。



味としては、うなぎの肝吸いに近いだろうか?
ただ、生姜と葱の味が強すぎてアオイソメ自体の味は殺されている。
大量に飲みたいとは思えないが飲めないものではないが



そんな反応を見せてしまったために、天さんがハードルを上げてくる…

スープ臭み消し無し塩味のみ、簡単に言えば遊びの無い味である。
実際にこれも飲んでみたのだけど、味の薄いシジミのスープに
うなぎのキモを入れた感じと言えばいいのだろうか?



と、今文章で書いているから達観した感じはあるが
実際は物凄く憂鬱で食べたくも無いし味わいたくも無い感じです。

参考文献の筆者は
『釣れるか釣れないか判らない魚に餌を垂らすよりもそのまま食うほうが確実である』

と書いているのだけど、そんなわけが無い!!
食としてこれを食い続けるのであれば俺は釣りをする!

そして数十倍大きくて数十倍美味しい魚を食べる!!
と、心に誓いたくなるような一品だった。

そして、3品目はアオイソメの天婦羅
最初掻揚げにしようとしたのだが失敗したらしく
1匹づつ天婦羅にする事に…



衣を外さなければ、わかさぎの天婦羅にすら見える。
正直この辺りになるとどんな味だったのか覚えていないほどに
精神的にはやられていた気がする。



なのでこの味は実際に記憶には薄いのだけど
結局はキモを上げたような感じの味と言える味だった気がする。



バクバク食べたくなるような味は一切無い!

苦痛にあえぎながらも最後の1品に・・・

最後の一品はアオイソメ丼
焼き・汁・天婦羅と来たら最後はやっぱり飯

と言う事で、アオイソメ丼なのだけど
甘辛く煮たアオイソメを作りそれを熱々ご飯の上に乗せる



すると、空腹だったお腹も満たされるって仕組みなのだけど…

早速アオイソメを再びフライパンで炒め
その上にタレを乗せることによってアオイソメ丼の完成

もう、この辺りまで来るとメンバーの大半は慣れてきた?
いや慣れてなんかくるわけが無い…



ただ、食べなければ終われないし先にも進めないという
苦痛感から開放されるためだけにアオイソメを食べなければならない状態に
追い込まれていると言ったほうがいいだろうか…

早速食べてみるが、やはり味だけで言えばキモである。
それを甘辛く煮詰めたものなので作ったばかりのキモの佃煮に近いかもしれない

なんというのだろうか、昔の人は良く考えたものだよ
佃煮になる異食の代名詞と言えばイナゴだのバッタだのだが
アオイソメだって佃煮になっちゃうのである。

完全にミンチにしてしまって何だかわからないそぼろ状態になっていれば
美味しく食える可能性だってあるかもしれない

ただ、そんな事はゆるされず見た目がそのまま…



苦痛以外の何者でもないアオイソメ丼だった。

【まとめ】
久しぶりに苦痛以外の何者でもない食材
アオイソメって何だよ?虫だろ?虫の中でもかなり寄食として
扱われて犬猫が食うペットフードじゃないじゃない…

魚類の餌まで食う事になろうとは思っても居なかった。

文中にも書いたが、味としてはうなぎのキモに近い
うなぎ屋のうなぎのキモを焼かずにそのまま食べたらこんな味だろう。

でもキモなので食べたものの老廃物なども含まれているので
その部分の苦味が少し強い

腹部の辺りは美味しいとまでは言わないが食えるものなのだが
ケツなのか頭なのかわからないが臭い部分が多少ある。

料理に見た目と言うものが大事だと本当に思い知らされる食材である。
中国の南部の方では食べる民俗があるとは言うのだけど
実際に中国人に聞いてもそんなものは食わないという反応だ。

ただ、南部のほうなら・・・

と言われる事から中国南部では何か訳のわからないものを食べるような
風習があるのだろうと言う事は感じ取る事ができる。

翌日の話なのだが、めむちゃんからメールが来る。

『あ”ー!!!トイレに行ったら、う○こが緑!!真緑!怖いよぉーー!!青イソメだぁ・・・』

まさか、めむちゃんからこんな発言が出てくるとは思わなかったw
とりあえず面白いのでその後自慢のウ○コを写真でとって送れと言ったのだけど流石に拒否・・・

なら自分のでと思ったのだが、すっかり忘れていて思い出したときには既に
流された後だった・・・

他のメンバーにも頼めばよかったなって後から後悔するが
別にウ○コが緑だからってその写真を見たい人は100%居ないだろうから
別にいらない事にも後から気が付く

もしもアオイソメを食べる事があったらウ○コの写真をお待ちしておりません!!

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