着ぐるみで一日ウサギ生活(前編)

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【詳細】
インギ皇子の誕生日が12月4日なのだけど
あまり他人からプレゼントをもらったり祝ってもらうことが好きではない

貰えば貰ったで嬉しいのだけど
そのお返しや仕返しをしなければならない事を考えると
割と面倒なことのように感じてしまったりする。

何がほしい?と聞かれてもそれなりの収入があるので
欲しい物はある程度自分で手に入れてしまう10万円を超えると流石に
購入に悩んでしまうのだけど、そんな物を他人にくれとは言いにくい

そんな訳で割りと自分で自分にプレゼントを買ったりします。

今年は何を買おうかなと給料日にドンキホーテで目の前にある
ウサギの着ぐるみに恋してしまった…

28歳最後の給料日でウサギの着ぐるみを購入

そうだ、ウサギの着ぐるみを着て誕生日を祝おうじゃないか!
と、何処でどうつながったらそうなるのか判らないが
ウサギの着ぐるみをルンルン気分で家に持って帰ったのであった。

【詳細】
家に帰って袋から取り出し

一人で自分でポーズを作って写真をとってみる。



ああ、俺って凄く駄目なのかもしれない…

一人でこんなことをやっていることに耐え切れなくなったので
何人かに今の状況をメールしてみる。

ただ、何の考えもなく
こんな着ぐるみを購入して周りになんとアピールすればいいのだろうか…

悩んだ結果

『着ぐるみで一日ウサギ生活するわ!』

といった内容のメールをあちこちに転送してみる。
これで、俺には逃げ場がなくなった…

今年の12月4日は月曜日なので流石に会社に着ぐるみを着て行くのも変なので
その2日前の12月2日(土曜日)に一日着ぐるみ生活をすることにしたのだけど

この日、本来であればNINTENDOから出るWiiを購入するつもりで居たのだが
地元で購入するのにこのウサギの格好で並ぶのは

無理!

もしも、前の女装企画の時みたいに地元の人に後から
『あの時何であの格好してたんですか?』
と、半年もたってから言われるのを考えたら怖くてできません!!

ということで、自分のハードルを少し下げてWiiを買うために並ぶときは
普通の格好で並ぶということにした。

その後家に帰ってきてウサギの着ぐるみを装着
ウサギの気持ちになった一日をスタートすることにした。



この日以前から予定に入れていたのだけど
フリークライミングをやる為に西国分寺のクライミング道場へと行かなければならなかった。

昼11時過ぎ家からウサギの着ぐるみを着た俺が出てくる。
今回同行してくれるのはミルド君・Aさんの2人



流石に写真撮影が一人ではできないので彼らを呼んだのであった。
彼らは普通の格好で俺を撮影し続けてくれる。

まずは自宅から地元の最寄り駅、国領駅へと向かうことにする。
自転車にまたがって普段からこの格好で居る気分になってみる。

家から出てすぐ幼稚園のスクールバスと遭遇する。

バスの中からは幼稚園児が

『あーウサギさんだ!!』

と可愛い声を俺に浴びせてくれる。

いいなぁ〜
子供は純粋に反応してくれていいなぁ〜

とりあえずここはアピール精神旺盛な俺としてはスクールバスの
子供たちに向かって手を振ってアピールアピール!



ついでなので記念撮影

家の近くの信号まで来ると幼稚園の子供をつれた
親子の集団と遭遇する。

親とは目をあわさないようにして子供たちにアピールアピール!!



小学校の脇を通り抜けると野球の練習をしている子供たちが
こっちを見てワーキャー言っている。

子供の反応はわかりやすくて俺は好きです。

大人の目線が妙に怖い気がするのだが
今回俺はめがねを掛けていないので視力0.01程度の俺は
世間の冷たい視線は99%シャットアウトできます。



地元の駅に到着して切符を購入しようとするが…

この手じゃ買えない…

仕方ないのでAさんに代わりに買ってもらう。

切符を手に持たされて苦戦しながらも自動改札を通過
ホームへと上がって行く

ホームに上がると、目の前の反対側のホームに女子高生2人組が
こっちを見ているような気がする…

ミルド君が小声で『女子高生が写真を撮ろうとしてますよ』
と教えてくれたので手を振ってアピールしてみる。

こっそり撮るつもりだったのがバレバレだったことが恥ずかしくなったのか
笑い出している2人組の姿がなんとなくわかった。

恥ずかしくなったので
壁にくっついて隠れてみたりする。



完璧な保護色効果だ!(笑

その後、ホームに母親と子供2人で上がってきた家族を見つけたので
子供を捕まえて記念撮影をしてみる。



まるで子供と触れ合っているようじゃないか!!
ウサギさんは皆の人気者の気分でした。

ホームに上がった瞬間に電車が行ってしまったので10分ほど待たなければならず
結局地元の駅で人の目に触れてしまう結果に…

とりあえずサイトのスポンサーが来ないかなって事で
こんな風にアピールしてみることにする。

程なくすると電車がやってくる。

電車に乗り込むときにドアに耳が引っかかる…
うーん、頭をぶつけた演技をして中に乗り込んでみる。

電車の中に居る人たちが心配そうな目で見てくれているのだろう

『この人は大丈夫なのだろうか?』

『なぜウサギなんだ』




そんな視線を時々受けることに…

8割以上が大人なので見て見ぬフリに近い反応をしてくれる。

ただ、子供は違う…
近寄ってくるのだけど3m以上近くに近寄らないので
こっちから寄っていくと逃げていく…

どうしたいんじゃぁ!?



子供との距離を保ちながら乗り換えの分倍河原駅
子供たちの集団が俺を襲ってくる!



『お兄ちゃんなんでウサギなの?』
『そんな格好していると苛められるよ!』


『いい大人なのにそんな事して恥ずかしくないの?』


子供はいつでも直球勝負…



ウサギの着ぐるみを着て歩くことには抵抗はないのだけど
子供たちの発言がナイフのように突き刺さる…

小学生以上は怖いよ…



分倍河原で乗り換えのために電車を待っていると
反対側のホームでサラリーマンが写真を撮ろうとしているということを
ミルド君が教えてくれる。



そりゃもう、これはアピールだろ!
と、ものすごい勢いで手を振ってみる事にする。

写真を撮り終わったあと
サラリーマンは深々と一礼をしてきた。

そして反対側の電車が到着して窓際にたったサラリーマンは
再び一礼をして電車は去っていった。

日本はわびさびの国だという事を実感した一面だった。

そんなことをしている間に、横にはベビーカーに乗った子供が居るじゃないですか
とりあえずウサギアピールをしてみる。

怖いのだろうか目をいまいち合わせてくれない…
幼稚園くらいじゃないと駄目なのかな…



やっと到着した電車に乗り込み今度は府中本町まで移動する。

府中本町の駅では、とりあえずウサギらしく
うさぎ跳びで階段を昇る。



そんなウサギらしい反応に周りからの反応も上々

府中本町で乗り換えて西国分寺へ

そして目的地のフリークライミング道場へと向かったのであった。



<後編に続く>

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