秋の味覚松茸を堪能しよう!

【INDEX】 【実験】 【投稿実験】 【掲示板】 【ブログ】 【お問い合わせ】 【実験の投稿募集】

【詳細】
味覚の秋なんて呼ばれている時期ですが
皆様は今年の秋の味覚を堪能されましたでしょうか?

柿・梨・茄子・色々ありますが、
秋の味覚の代名詞といえばコレしかないでしょう!

マツタケ



今年は北○鮮産のマツタケが入荷され無いために
マツタケの値段が高騰しています。

そんな中でも、グルメとしては今年の味を堪能しなければ
秋を迎えることも終えることも出来ないのです。

だからと言って国産マツタケを大量に使ったマツタケ料理を
食べれるほど一般庶民の方々の台所事情が裕福なわけがない

そうなると、一本のマツタケでどれだけ楽しめるか?
コレが最大のポイントになってくる。

ということで、今回の企画は、マツタケ1本で色々な料理を堪能しよう!
と考え付きました。

今年まだマツタケを食べていない方々の為にインギ皇子が皆様にお勧めする
マツタケ料理のフルコースを皆様にご披露いたします。

異食ばかりではなく、まともな料理の一つ位出来るんだという事を
証明してみませますよ。

ということで、皆様秋の味覚お楽しみください。

【参加者】
・インギ皇子

【詳細】
今回は一応料理のレシピを少し見たのですが
ぶっちゃけレシピ通り作ると分量がマツタケ3本とか
頭だけ4本とか平気で書いてあるわけですよ。

そんな物は論外なので、大まかな材料は合わせましたが
味付けや、分量についてはインギ皇子の味加減で付けていますので当てにはなりません。

必要な材料もそんなに大量に使わないだろって物は代用品を使用しています。

そして1本しかない松茸を多くの料理に使うために

全て裂きました。



そう、まるで裂けるチーズを延々と細く細く何処まで裂けるか
やっているくらいに細かく裂いていきました。

凄く地味な作業で途中でそのまま被り付いてやろうかと
なんと考えたことかわかりません…

しかし、そんな暴挙が出来るわけも無く手に付いた松茸の匂いを
スンスンと嗅いで楽しむ程度の抑える…

30分程で茎の部分を裂き終わる。

もったいないのだけど石付きの部分は5mmほど切って捨てました…

もったいない…もったいない…

裂いている最中に同時並行の作業として
まず、松茸料理に欠かせないのが煮出し汁なので
カツオと昆布を使って煮出し汁を作る。



最初コレも、代用品で昆布出汁の素でも使ってやろうかと
思ったのだけど、それも味気ないので出汁位は作ることにした。

ひと煮立ちさせて、沸騰する前に火を止めて
煮出し汁をボールにあけておく



コレをメインの出汁としてコレからの料理を行っていく


一品目:松茸ご飯

松茸料理の王道ともいえる料理の松茸ご飯なのだけど
コレが一番時間が掛かるのでとりあえずこいつから作ることに

普通の米一合・もち米0.3合を合わせて
そこに、煮出し汁と、醤油、みりん、塩、昆布
等と一緒にメインの裂いた松茸をお釜の中に入れる。



そして、炊飯器のスイッチを入れて後は放置




二品目:松茸と牛肉の昆布ホイル焼

さて、二品目なのですが、この材料を軽く変更しています。
本来は【昆布舟】という料理で松前焼のような形状で作るのですが
松前焼を作るには大きめの昆布が必要になってくるのだけど

大き目の昆布って高いのよね…

なので、今回はホイル焼にして下に昆布を敷き詰める感じで
調理を行うことにした。



敷き詰めた昆布の上に長ねぎを乗せて
さらにその上に牛肉、松茸の裂いた物を乗る。
味付けは、煮出し汁、醤油、砂糖、酒などで味付けを行い
ゆずのかけらを一欠片乗せてホイルを閉じて蒸し焼きにする。


三品目:松茸のお吸い物

松茸の土瓶蒸しを作ろうと思ったのだけど
土瓶が我が家に無い上に100円ショップで売ってなかったのでお吸い物に変更した。

今回は、ハモの切り身を使うつもりだったのだが
ハモは関東のスーパーではあまり置いてないのでハモの、すり身を使用



それに、海老を軽く粗引きミキサーを掛けてハモのすり身と合わせて
食感を出すために蒸篭で一度蒸し上げる。



吸い物の出汁は、酒、みりん、塩、薄口醤油と煮出し汁を
あわせた後にひと煮立ちさせたものを作る。



蒸しあがったしんじょをおわんに盛り付けて
三つ葉とすだちの薄切りを合わせて吸い物を入れる。


四品目:焼き松茸

コレも松茸料理の王道なのだけど網に乗せて焼き上げる。



味付けは特に行わず食べるときに、すだちを掛けて食べる。


五品目:松茸寿司

焼き松茸と同じように松茸を網で焼く所までは同じなのだが
この松茸に合わせ出しに付けて再度焼く

合わせ出しの作り方は
煮出し汁、みりん、薄口醤油、酒、ゆずの絞り汁で作る。

一度焼いた後に軽く付けてあげれば問題ない。

酢飯は松茸ご飯で炊飯器が占領されているので
サトウのご飯を使用

これに、酢、砂糖、塩で味付けを行い
シャリを握り、焼きあがった松茸を上に乗せて

色味として三つ葉を乗せてやる。


六品目:松茸の天婦羅

松茸の傘の部分と、松茸を裂いたものを天婦羅にして揚げる。

あまり衣が硬いとすっきりと揚がらないので
薄めに作っておきそれを揚げる。



食べるときには、すだちを軽く絞って食べる。

という訳で2時間ほどで六品の松茸料理を作ったのであった。

【まとめ】
味は自分で言うのもなんだが美味しかったです。



流石に細く裂いてしまったために松茸自身の食感は
殆どなくなってしまったのだけど香りは楽しむことは出来ただろうか。

ただ、出汁の味が強い物に関しては
松茸料理ではなくても構わない気がした。

ここの味の総評だが

・松茸ご飯


これは可もなく不可もなく普通に松茸の香りが楽しめる
炊き込みご飯といった感じであろうか
永谷園のお吸い物か何かを入れた方が下手をすると美味しいのではないか?
という感じがするほどに、松茸の量が足りない気がする。


・松茸と牛肉の昆布ホイル焼


味のイメージとしては、簡易すき焼きといった感じかな
なので、味は間違いなく美味しいのだけど、これは松茸の香りが
牛肉とネギに負けてしまっているので松茸料理という
感じがしない一品になってしまった。


・松茸のお吸い物


ハモと海老のしんじょは基本的に味付けをしていない物なので
松茸のお吸い物の香りで風味が増している感じである。
実に美味しく作れた一品だと思う。


・焼き松茸


これは言わずとも、松茸の傘から香る匂いに酔いながらも
美味しく頂くことが出来ました
やっぱりシンプルが一番だよね!


・松茸の天婦羅


これは松茸の匂いが天婦羅油に負けてしまう気がする。
ただ、食べたときに口の中で松茸の香りが楽しめる1品となっている
傘を揚げるよりは、裂いた松茸を掻き揚げ状にしてあげた方が美味しかった。


・松茸寿司

これも意外なことに松茸の風味が生きている料理だった。
松茸と酢飯というお互いの相乗効果が得られる料理だったと思う。

ということで1本の松茸から松茸のフルコースを楽しむことが出来ました。
皆さんもご家庭で一度お試しください。

ぶっちゃけ中国産の松茸1本でこのフルコースを作ると、
マツタケ以外の材料の方が…

高いです!!

【INDEX】 【実験】 【投稿実験】 【掲示板】 【ブログ】 【お問い合わせ】 【実験の投稿募集】


inserted by FC2 system