(たこし♪さん画)

アシナガバチを捕獲して祝杯をあげよう!

【INDEX】 【実験】 【投稿実験】 【掲示板】 【ブログ】 【お問い合わせ】 【実験の投稿募集】

【概要】
ある日、俺のサイトにある方から、俺の所に依頼が来た。

『我が家のベランダに足長蜂が巣を作って
怖くてベランダを開けられません
インギ皇子!あの足長蜂を退治してください!』


といった依頼だった。

『えーめんどくせーよーーー
だってそんなの捕まえても面白く無いじゃん
大体あぶねーしー、ちょーやるきねーよ・・・』


スズメバチだったら危険度もAなので少しは興味も沸くんだけど
何その中途半端な足長蜂って業者に頼めばいいじゃん…
大体そんなの素手で捕まえたら怪我するし…嫌だよ…

『防護服があります』

ぼ、防護服!?

あの、白くてちょっと宇宙服みたいなカッコいい奴!?

インギ皇子『行く行く!!』

しかも、この夏の糞暑い時期にあんなの着て蜂の巣捕獲かぁ〜
企画的にも面白そうなのでキラー酒でも作って
誰かに飲ませて道に捨てていくのもありだな!

という事で早速、のりのんに連絡をする。
まぁ、無条件参加なんだけど一応確認だけ取っておく

そして、酔いつぶれ役に選ばれたのは、
先日うちのサイトの何故か飲み会につれてこられたLong君
中途半端な関西弁の使い手である。

という、3人で、この企画を行うこととなったのだった。

【敵】
アシナガバチ

【場所】
南武線平間駅
2006年7月14日



【参加者】
・インギ皇子(戦闘員)
・のりのん(カメラ)
・Long(飲酒)

【詳細】
平間の駅に到着した我々は依頼者の家へと向かった。
依頼者の家に行く前に、LONG君に飲ませるためのお酒をピックアップ

今回飲んでもらうお酒は一般的にどこのご家庭にもあるウォッカの
"ZUBROWKA"(ズブロッカ)を用意しました。



これでお酒の準備も万端!ということで、実際に蜂のいる現場へ向かった。
(今回の参加者及び家の方を含めてもお酒が飲めるのはLONG君だけ)

家に到着して早速、敵となるアシナガバチを見ることに
2階の家のベランダに直径15cmほどぼ大きめな巣があるのを発見



ん?ねぇ…俺聞いたとき3・4匹って言ってなかった?
俺が見る限り周りに5・6匹と飛んでるのもかなり一杯いません?
ちょっとビビリはじめる…

びびっていても仕方ないので俺が釣られてた原因の防護服を見せてもらった。

結構大きな白い箱の中に入っている。
中を開けると丸い円柱状の入れ物が出てくる

 

ま、まさか…

これが頭なのである。



全身を組み立てるために広げてみることにする。



う、うわぁ〜
俺のイメージどおりですよ!
映画で『12モンキース』とか『アウトブレイク』なんかで
ブルース・ウィルスとかダスティン・ホフマンが着ているようなアレですよ!!

か、かっこいい!
そして…死ぬほど暑そう…
(この日東京は梅雨の合間のような日でかなり蒸し暑い日でした。)

早速着込んでみることにする。

じゃんじゃなーん!
なぜか持たされるゴミ袋と棍棒…

 

つまり、当初の予定では棍棒で蜂の巣を落として
それをゴミ袋に入れるという方法だったのだ。

ベランダに靴を履いて外に出て敵と対峙する。
近くに寄った瞬間に回りに飛んでいた蜂たちが臨戦態勢になったのがわかる
これは棍棒じゃどうにもならないと、はさみに持ち替えて
ためしに1匹採取してみようと蜂を挟んだ瞬間

ものすごい量の蜂が蜂の巣から出てきたではないか!

ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!!!

ものすごい近所迷惑な声で叫んでしまう
そして、パニックですよ!
パニックになった俺はとりあえず家の中に非難しようとするが
窓が開かない!!

そして中からは、
『入ってくるな!!入ってくるな!!入ってくるな!!』
という、非常な声…
強引に窓を開けて中に戻る。

ごめんなさいチキンですよ…
俺ってこんなにもチキンだったのね…

全身汗だくになっている。
防護スーツの頭を取り額から流れ落ちる汗をふき取り再びマスクをかぶる。

今度はビニール袋を辞めてタッパにお酒を少量入れて
そこに蜂の巣を入れる作戦にした。

再び靴を履いて外に出た。



かなり警戒して巣の外で臨戦態勢になっている見ている蜂の数約15匹
もう、これでだめなら殺虫剤を使うしかないのか…
伝説のキラー酒は作れないのか!?

などと考えながらも、一気に蜂を取りにかかった。

蜂の巣をタッパで覆って次の瞬間に蓋を閉じる。

ぎゃぁぁぁーーーー!!
うわぁあぁぁーーーーー!!

などと28歳にして大声で雄たけびを上げながら
タッパの蓋を閉めようとするが、人間パニックになると
そんな簡単なこともできなくなってくるのが不思議なものである。

蜂の巣の周りを飛んでいた蜂達が俺を襲ってくる。
タッパをぶんぶん振り回しながらも蜂を振り払い
タッパの蓋が閉まっているのを確認して家の中に飛び込むように入った。

お酒の入ったタッパの中でブンブン振り回され続けた蜂は
流石にぐったりしている感じがする。

というか…え?死んでる?

恐る恐る中を覗き込んでみると高濃度のアルコールにやられてしまって
完全に死んでしまっているようにも見える。

ただ暑いだけの防護服を脱ぎ捨ててタッパの蓋を恐る恐る開けてみると
やっぱり全滅している気がする。



それを先ほど買ってきたウォッカに入れていく。

1匹・2匹・・・と入れていくと
な、なんと20匹は居るではないですか!
後から考えただけでも怖いですよ…



折角なので蜂の子もお酒の中に詰め込んでいくことに
亜鉛たっぷりで今晩お父さんビンビンね!
なんてことを言いながらビンの中に入れていく。



10分ほど漬けた後に早速飲んでもらうことにした。



針を出したまま死んでいるのもあるので危ないということで
コーヒーフィルターで濾過してから飲んでもらうことにした。

 

ガブガブとかなりいい勢いで飲んでもらいました(笑



流石に40度もあるお酒を一気に飲んでもらうのは大変なので
半分ほど飲んでもらったところで許してあげることにしたのだった。

 

こうして、依頼者の家には平和が訪れたのであった。

【まとめ】
本当に今回の企画は怖かったです!
この企画の企画書を書いた直後にアシナガバチにさされて病院にいった
っていう話を聞いていたので、もう、本当に刺されたくない!
何でこんな企画持ちかけてくるのかな…という後悔だけですよ…

今回の企画で判ったことなのだが
俺も割りとリアクション芸人波のリアクションができるんじゃないか!?
という、自分の新しい一面を開拓できた気がする。

今までダチョウ倶楽部を馬鹿にしていましたよ…
あんなリアクションを素でできる彼らを少し尊敬したくなっちゃいました。

お酒を飲んでくれたLONG君は本当にグッタリしていました。
このぐったり具合がまたいいね(笑



漬け込み足らん!!と言いながら瓶をブンブン振り回す。



その後一応身というか幼虫をかじってもらったのだが
『ものすごく生臭い』との事だった。
異食担当ではない彼が生臭いと言うレベルがどの程度なのかはいまいち不明だが…

お酒の味としては少し甘めの味で、桜餅にも似たような香りがするとの事だった。
きっと、この日の夜LONG君はビンビンだったのでしょう(笑

あれ?そういえば、今回のりのん何やってたっけ…

と思っている人も多いだろうが、
本当はこの企画一番痛い思いをするのは、のりのんの予定でした。
防護服を着用しないで一緒にベランダに来て蜂の巣を
取っている写真を撮影してもらうつもりだったのだが
残念なことにベランダの幅が狭い上に撮影ポイントとしては不適切だったために
彼の出番がまったくなくなってしまった…

蜂に刺されれば面白かったのに…

帰りにおひげさんの所に行ったので飲ませてきました(笑



※スズメバチの企画はやりません

【INDEX】 【実験】 【投稿実験】 【掲示板】 【ブログ】 【お問い合わせ】 【実験の投稿募集】

inserted by FC2 system